2013ガス主任技術者試験 直前対策基礎10問 2013ガス主任技術者試験 直前対策基礎10問(画像はアメリカ・イエローストーン国立公園) 勉強 - その他 直前 試験 ガス 主任 Q1混合気体の性質 甲種 27℃、22.4ℓの容積に、酸素32g、窒素56gのガスを入れようとしている。容器内の圧力はいくらになるか。ただしガス定数は8J/mol・Kとする。 選択肢21kPa121kPa221kPa321kPa Q2熱容量 乙種 熱容量に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢① 定圧比熱は、圧力一定で理想気体を加熱する。その熱量はエンタルピーの増加に等しい。② 定容比熱は、体積一定で理想気体を加熱する。その熱量は温度上昇に使われている。③ 定圧比熱+ガス定数=定容比熱 である。④ γ=定圧比熱CP/定容比熱 を断熱係数といい、常に1より大きい。 Q3ジュールトムソン効果 甲種 ジュールトムソン効果の説明で、誤っているものはどれか。 選択肢① ジュールトムソンは、理想気体では、自由膨張において内部エネルギーは変化せず、温度も変わらないが、実際の気体では理想気体からどのようにずれるかを実験した。② この効果は、気体の絞り膨張に伴って温度変化が現れる現象をいう。③ この効果は、気体の液化に利用される。④ この操作では、系のエンタルピーは増大する。 Q4エントロピ変化の計算 甲種 90gの水を100℃で蒸発させた。この時のエントロピー変化を計算し、最も近いものを選択せよ。ただし、水の蒸発潜熱は40kJ/molとする 選択肢① 0.2 kJ/K② 0.5 kJ/K③ 0.7 kJ/K④ 0.9 kJ/K Q5各気体の燃焼範囲 乙種 メタン、プロパン、水素の燃焼範囲で正しいものはどれか。 A: 4.2%~75% B:4.9%~15.4% C:2.2%~7.3% 選択肢① A:水素 B:プロパン C:メタン② A:水素 B:メタン C:プロパン③ A:プロパン B:水素 C:メタン④ A:メタン B:プロパン C:水素 Q6爆発限界の計算 甲種 メタンの爆発下限界は4.9%、プロパンは2.2%である。A社の都市ガスは、メタン90%、プロパン10%であった。A社の都市ガスは、100%メタンに比べて、爆発下限界はどうなるか。最も近いものを選べ。 選択肢① A社のほうが1%低い② A社のほうが0.5%低い③ 変わらない④ A社の方が0.5%高い Q7層流と乱流 乙種 層流と乱流の説明で、誤っているものはどれか。 選択肢① 層流の平均流速は、管の中心での最大流速の1/2であり、ある地点の流速は管壁からの距離に比例する。② 乱流は、管壁付近で急激に変化し、少し遠ざかると緩やかになり、平均流速は中心流速の0.8倍程度である。③ 層流の圧力損失は、平均流速、管の長さに比例し、管内径の2乗に反比例する。④ 乱流の圧力損失は、平均流速の2乗、及び管の長さに比例し、内径の2乗に反比例する。 Q8熱交換器 甲種 熱交換器に関する次の説明で誤っているものはどれか。 選択肢① 熱交換器は、隔壁を通じて高温流体と低温流体の間で熱エネルギーを移動させ、加熱又は冷却を行わせる装置である。② 管型熱交換器において、熱交換を促進するため表面にフィンを設けることがある。③ シェルアンドチューブ式熱交換器は、多数の管束を円筒形胴に挿入したもので、最も多く用いられている形式である。④ 向流形は、高温流体と低温流体が逆向きとなり、温度効率が悪い。 Q9許容応力と安全率 乙種 金属材料の破損限度(基準強さ)の説明で、誤っているものはどれか。 選択肢① 許容応力は、破損限度/安全率 で与えられ、安全率は、静荷重で1.0前後である。② 延性材料では、破損限度は、常温で静荷重を受ける時、降伏点又は耐力とする。③ 脆性材料では、破損限度は、常温で静荷重を受ける時、破壊強さとする。④ 高温で静荷重を受ける時、破損限度は、クリープ限度又はクリープ破壊応力とする。 Q10低温装置用材料 甲種 低温装置用材料に関する記述で、誤りはどれか。 選択肢① 金属は、温度の低下とともに、引張強さ、降伏点、硬度が低下し、伸び、絞り、衝撃などの靱性が上昇する。② ある温度以下では、急に脆くなり、衝撃値の低下として表れる。この温度を遷移温度といい、この性質を低温脆性と呼ぶ。③ 低温脆性は、フェライト鋼のような体心立方晶や六方晶の金属で起き、オーステナイト鋼などの面心立方晶金属には認められない。④ 低温用材料は、-101℃までは、炭素鋼や低合金鋼が用いられ、-101℃以下では9%ニッケル鋼、-196℃以下ではオーステナイト系ステンレス鋼等が用いられる。